データ入力用語シソーラス辞典

このページは 2007 年 07 月 17 日 21時47分07秒 に更新したキャッシュ情報です。

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細かいとは?

[ 574] 細かい間違い
[引用サイト]  http://home.highway.ne.jp/flower/netiquette/old/column/l_mistake.htm

よくいるんですよね。細かい間違いを見つけて揚げ足を取りたがる人が。確かに、その手の仕事や学問をやっている人(理系や法学)なんかにとっては細かい間違いでも致命的な結果を生むことがあるわけだからその気持ちは分からないでもないんだけど。現に、私もプログラミングの経験があってどうしようもないバグによく悩まされたっけ…(苦笑)。
もちろん、間違いは訂正されてしかるべきであります。しかし、思ってもみてくださいよ。文章を書くときにいちいち辞書だとか専門書を調べて間違いのないようにするんですか?まぁ、そういう人も中にはいることでしょうけど、多くの人はその場の記憶に頼って書いているはず。だったら、時には間違いくらいあっても仕方ないんですよ。
だから、間違いは直すとしても、その人の書いている文章の論旨をつかんで返事を書いてあげてほしいですね。少しでも間違いがあったら、その論旨すべてを却下しちゃうというのはもったいないし、お互いのためにもならないと思うんですが…。
というメールを頂いたのですが、この「手軽さ」という点については今後も追求していかなければならないテーマだと思います。ただ、それ以上に気になっているのが「ネットワークは万人に開かれたものだ→投稿を誰が読むか分からない→だから間違いは排除する」という、公共性の論理についてです。
もちろん、この論理は間違ってるわけではありません。間違いによって生じた誤解が思わぬ展開を生むことは、歴史的にもたくさんの例がありますものね。ただし、これだけ世間に情報があふれている今、我々が身につけたいのは「正しい情報を見分ける力」です。ですから、すべての間違いを排除して純粋な情報のみを掲載する…なんてことは最初から期待しないほうがいいと思います。
メディアの中で最も信頼されているのはおそらく新聞だと思いますけど、新聞だって時に間違いをやらかします。ですから、単なる一個人が発信する情報なんて間違いがたくさん混じっていると考えるのが自然でしょう。去年は「猿岩石、飛行機に乗っていた!」なんて話がけっこう盛り上がってましたけど、分かっている人ならば最初からこの程度の演出がありえることくらい予想できていたと思うんです。
そんなわけだから、細かい間違いをつまらない論争に発展させたり、人格批判の材料に使ったりしないで下さいね。
こんなメールを頂きましたので紹介します。本人は名前を出してもいいと書いていましたけど、内容が内容ですからとりあえずは匿名にしときますね。
…これを読んでいて気づきました。私自身の心の中にも、細かい間違いを指摘することに喜びを感じる部分が存在しているのです。自分でこんなことを書いているのに「なってないな」と思います。ただ、どうして面白いと感じるのでしょうか?「自分の知識をひけらかす」という部分もあるとは思います。しかし、これはもちろんのことながらいいことじゃありません。
ひとつの仮説なんですが、間違いを指摘するということは漫才における「ツッコミを入れる」行為に似ているのではないか?と思うのです。そうやって場の雰囲気を盛り上げることができれば、当然喜びを感じることでしょう。でも、それってなかなかうまくいかないのが現実です。自分ではユーモアのつもりで書いていても、それを読む相手にどう伝わっているかは分かりません。ましてや、プライドの高い人間を相手にするとかえって気分を害してしまうことも多いのですから…。
少なくとも、私はユーモアのセンスを忘れないようにしたいです。相手のことも立てつつ、なごやかな雰囲気が作り出せたら最高なんですけどね。それを目指してみるのもいいかな…なんて思いました。
細かい間違いについて語るこのページにおいて細かい間違いが発生しました(笑)。ちょっぴり恥ずかしいけど、そのままにしちゃいます。上の日付を見て下さい。[97/02/06]が2回書かれているでしょ?そう、下のほうは[97/02/13]が正しいんです。コピー&ペーストしたまま、直すのを忘れておりました。
「言葉は正しい意味で使うべき」という主張がよくあります。確かにそうなんですが、言葉というのは生き物でして、時代とともに変化するものですし、また使っている人によっても微妙に意味が違っていることだってあります。そこから起こる誤解を防ぐために、学問ではまず用語の定義から始めるわけですが、普通のコミュニケーションにおいてはそこまで厳密にする必要もないんじゃないか?とも思いますね。
例えば、私は「チェーンメール」のコラムで「普通のメールだって途中でハッカーの手によってどうかされる可能性があるんですから」という表現を使いました。すると、数人の方から指摘を受けました。「ハッカー」とは本来「コンピュータにとても詳しい人」の意味であり、ここで言うような「他人のコンピュータに侵入して悪事を働く人」という意味では「クラッカー」を使うべきではないか?というものです。
この指摘、私にとってはとてもありがたいものです。感謝してます。しかし、私はここではあえて「ハッカー」という言葉を選んで使っていたのです。「ハッカー」は和製英語としてほぼ定着していると判断しました。ここでは「クラッカー」を使うよりも「ハッカー」のほうが多くの人にとっては理解しやすいだろう、と私は今でも思ってます。「クラッカー」という言葉を知っているほど詳しい人ならば、おそらくここで「ハッカー」と書いても分かってくれるだろうという期待もありました。
私の中にも「正しい意味で使うべきではないか?」という疑問はあります。しかし、多くの人に見てもらうホームページですから、できるだけ多くの人に理解してもらえる表現を使ったほうがいいのではないか…というのが現時点での私の考えです。もちろん異論もあるでしょうし、ホームページの趣旨によっても変わってくると思いますが。
コンピュータ用語に「立ち上げる」というのがありますね。しかし、実は「立ち上げる」という言葉は文法的に間違っているのです。「立ち」は自動詞、「上げる」は他動詞。この2つが組み合わさるのは本来おかしいというわけです。しかし、この言葉はもはやすっかり定着してしまいました。正しい文法で…というのならば、両方とも他動詞で表記して「立て上げる」とでもすべきなのでしょうが、誰もそんなことやってませんよね。こういう例もあるわけです。
さてさて、「ハッカー&クラッカー問題」について続報です。実を言いますと、上の文章を書いて以来、私に届くメールの内容でこれがダントツになってしまいました(笑)。そして、そのほとんどが「やっぱりクラッカーと書くべきじゃないの?」という意見です。確かに賛成意見の方はわざわざメール書いたりはしないでしょうけど、この反響の大きさは私にとってはゆゆしき事態でした。
本来ならば1通1通にていねいにお返事を書くべきなんでしょうけど、こちらの都合でまとめてこの場で回答させていただくことをお許しください。
いろいろな情報を頂きました。私は「ハッカー」を和製英語だと書きましたが、実際にはアメリカでも"hacker"と"cracker"の混用は起こっているんだ、という話も頂きました。そういえば、先日TBSで放送されたドラマは「クラッカー〜侵入者」というタイトルでした。しかし、新聞やニュースを見ていると「ハッカー」がほとんどで「クラッカー」は見かけませんでした(先日の記事はこの認識に基づいたものです)。
両者の混用でもっとも迷惑しているのは当の「ハッカー」自身でしょう。「あんな奴らといっしょにするな!」ってなもんです。ただし、この両者の区別を、たとえばコンピュータについての知識がない人がつけられるのか?という点についてはまだまだ疑問が残ってます。
「あなたのような影響力のあるホームページを持ってる人が、その影響力を認識せずに間違った用法をたれ流すなんてどういうことなの?」
こんなニュアンスの意見もありましたね。これについてはこう答えます。「私のホームページってそんなに影響力あるんですか?」って。ネチケットに関心をもってはるばるここへ来てくれた読者の方ならば、きっと他のネチケット関連ページも読んでよく勉強してますよ。私はそう信じてます。逆にそんな努力もしないで、ただ単に答えを求めるような人がいたら?その「答えだけを求める」態度がすでにこのページの趣旨に反してるんです。
マスコミだったら数十・数百万単位の人々に向けて発信するわけですから相当の慎重さが必要だっていうのは分かるんですが、インターネットに同じレベルを要求するのはちょっと違うように思います。他の問題に関しても、マスコミとインターネットを同一視して議論する人がけっこういるので、私としては嫌な話ですね。
さて、今後どうしましょうかね?とりあえず、今後は「ハッカー」という言葉を使うときにはもっと慎重になるでしょうし、場合によっては脚注をつけることも検討するでしょう。ただし、これまでに書いてきた文章に関してはいっさい改変しません。プロセスを包み隠さず公開することも、このページのポリシーのひとつですから。
再び「ハッカー&クラッカー問題」なんですが、まずその前にひとつ書いておきたいことがあります。というのは、この問題は非常に特殊なケースだということです。ですから、このコラムにおける本来の話題とは離れているんですよね。私が何を言おうとしているのかは、上のほうに書いてある文章を読んでいただきたいと思います。私は決して「間違っても開き直ってればいいんだ」とかいう考えの持ち主ではないですから。
さて話を戻しましょう。ハッカーとクラッカーを混同するのは語源的には誤りです。しかし、実状として、多くの人が「ハッカー」という言葉を聞くと否定的なニュアンスを感じ取りますし、「クラッカー」という言葉はハッカーに比べたらあまり知名度がありません。このギャップをどう埋めるか?という問題がまずあります。
ただ、これを解決するのはけっこう単純なのかもしれません。NHKあたりが「クラッカー」という言葉をきちんと使えば、それが勝手に広まっていくからです。他力本願ではありますけど、それがいちばん手っとり早いでしょう。思えば「ストーカー」という言葉も一気に広まりましたものね。
逆に「おたく」という言葉は悲劇でした。NHKでは「おたく」は差別語として扱われているんだそうです。最初は「おたく」に否定的なニュアンスはそれほどなかったんですよ。しかし、例のM君による幼女連続殺人事件が起こり、それを機に一気に「おたく」に対する風当たりが強くなってしまいました。ですから、もう「おたく」の名誉はほぼ回復不可能に近いものがあります。それに比べれば「ハッカー」にはまだ救済される可能性が残っているようです。(追記:海外では「OTAKU」という言葉にまた違うニュアンスが与えられてるんだそうで)
「差別」という言葉を使いましたが、この「差別」も否定的なニュアンスを感じる言葉です。しかし、私の手元にある辞書には「ちがいをつけること」という解説しか載っていなかったりします。これ、初めて見たときには驚きましたよ。必ずしも否定的な意味の言葉じゃなかったのかって。ある人にこの話をしたら「あなたの辞書が偏ってるんだ」と言われてしまいましたけど(苦笑)。
でも、ほとんどの人が「差別」と聞いたら否定的なニュアンスを感じることは明白です。ですから、私が「差別」という言葉を使うときには、相手は否定的に受け取るものだと想定して使います。じゃあ、否定的でない意味で「差別」という言葉を使うとしたら?それは「よい差別」とでも書くしかないでしょう(笑)。
同様に「よいおたく」「よいハッカー」という表現があってもいいのかなぁ…という気もします。ただし、「おたく」と「差別」についてはほぼ否定的なニュアンスが確立されていると思われるのに対し、「ハッカー」についてはまだ議論途中の段階だという違いがあります。もっとも、議論とは別のところで答えが導き出されてしまう可能性のほうが高そうですけど(笑)。
これを読んでくださった方に問いかけてみたいと思います。あなたは「ハッカー」と聞いたらどんなイメージを浮かべますか?「かっこいい」と思う方もいるかもしれませんが、おそらく多くの方がどっか心に引っかかるものがあるのではないか…というのが私の予想です。
最後に、最近見つけたこんな話。あるメーリングリストにおいて「ハッカー」という言葉をある人が使ったところ、返ってきたレスポンスはたったの1行でした。
これだけ。これでは、さっぱり意味が伝わりませんよ。ただ間違いを指摘するのではなくて、hackとcrackがどう違うかをちゃんと説明してあげる。そして、相手が何を言いたかったのかを理解したうえできちんと返事をつける。そのくらいのことはやってほしかったなぁって思いました。…これが私が本当に言いたかったことです(苦笑)。
ほんと、たくさんのメールありがとうございました。そろそろ「ハッカー&クラッカー問題」には終止符を打たせていただきたいと思ってます。私自身もこの件についてはいろいろな知識を得ることができましたし、メールを下さったみなさんに感謝しなければなりません。
『ハッカー=悪』容認派の方からも否定派の方からもメールを頂きました。多数決などの方法で強引に結論を導くようなことは、このページではしません。今後は、このページを読んでくれた方は「ハッカー」という言葉を見かけるたびにこのことについて思い出してもらえることでしょう。
…で思ったことなんですが、だったら「ホームページ」という言葉についてはどうなんだろう?なんて疑問も芽生えました。同じ指摘をされた方もいます。もともと「ホームページ」というのは、いちばん先頭のページのみを指すものとして使われていた言葉だそうですが、いまや先頭に限らず、すべてのページに関して「ホームページ」と呼ぶのが一般的になっています。
でも、これに関して疑問を呈している人はあまり見かけません。「言葉は正しい意味で使うべき」という主張からすると、当然これに関しても疑問を持つものだと思うのですが…。ということは、やはり「ハッカー」の問題は特殊なものだったんでしょうか?
「ハッカー」に関しては、自分が悪者扱いされるかもしれないという、いわば「当事者意識」が強い問題でありました。そのあたりを考えてみると、この違いについての答えが見えてくるかもしれません。

 

[ 575] 【iPhone】箱を開けてわかった細かい気配り【動画あり】 - モバイル - Tech-On!
[引用サイト]  http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20070630/135138/

無事に「iPhone」を購入できた取材班は(Tech-On!の関連記事),オフィスに戻りさっそく箱を開けてみた。
型押しによってiPhoneを立体的に表現した箱を見て気付くのが,「Phone」や「Mail」,「Photos」といった機能を示すアイコンの中に,「YouTube」も含まれていることである(図1)。米Apple Inc.が米YouTube, Inc.との協業を発表したのは,9日前の2007年6月20日のことである(同日の発表資料)。発表以前から着々と準備を進めていたと予想できる。
箱を開けると,まずプラスチックのフィルムで保護されたiPhoneが顔を出す(図2)。そのiPhoneを持ち上げると,Apple社の「iPod」シリーズなどと同様に「Designed by Apple in California」という文字が見える(図3)。iPhone本体は側面がすべて半円状に加工されており,持ちやすい印象を受けた(図4)。HDD搭載型iPodよりも縦長になった影響か,筐体が非常に薄いように感じる(図5)。ただし実際は,30GバイトのHDDを搭載したiPodよりも約0.6mm厚いという。
iPhoneに付属するのは,イヤホン,USBインタフェースでパソコンと接続するためのケーブル,USBインタフェースで給電するための電源用アダプター,iPhoneを置くクレードル(ドック)である。iPodシリーズと同様に,すべて白色を採用している(図6)。マニュアルなどが入っている包みには,タッチパネル式ディスプレイを拭くためのものと見られる布が含まれていた(図7)。ディスプレイは,指で触れたときに指紋が残りやすかった。
電源を入れると,地球の写真を背景にした画面が表示され,「iTunesに接続してiPhoneを有効にしてください」というメッセージが表示される(図8,Tech-On!の関連記事)。有効にする前でも,米国の法律で定められているように「911」などの緊急電話がかけられるようになっており,タッチパネル画面の下部を左から右になぞると緊急電話をかけるための画面に遷移する(図9)。
【お知らせ】緊急セミナー「iPhoneの衝撃」 7月31日に開催〜分解・分析から見えた携帯,部品,半導体への影響〜
6月29日に米国で発売されたばかりの米Apple Inc.のスマートフォン「iPhone」。分解・分析の結果を踏まえ,携帯電話機の設計や部品,半導体産業に与える影響を専門家が解説します。詳しくはこちらをご覧下さい。【お知らせ】
「iPhone」を日経エレクトロニクス7月16日号で徹底解析!日経エレクトロニクスでは今回のiPhone分解速報記事を踏まえ,7月16日号でiPhoneの徹底解析記事を掲載します。年間購読お申し込みの方はこちらから。
投稿されたコメントは,日経BP社の媒体において,読者からのコメントであることを明示した上で掲載・引用する場合があります。コメントの文章は掲載の際,表記などを修正させていただくことがあります。
なお,投稿されたノートは,日経BP社の媒体(雑誌や書籍などの紙媒体を含む)において,Tech-On!の記事に読者からいただいたノートであることを明示した上で転載・引用させていただく場合があります。 あらかじめご了承ください。
【iPhone分解】フラッシュ・メモリはSamsung製,ディスプレイ部の厚みは約3.5mm【動画あり】
ルネサス,フルHDに対応したH.264ハイプロファイル準拠のコーデックIPコアを開発(16:42)
携帯電話機へのエンターテインメント機能の導入には韓国メーカーが積極的,米Parks Associates社が調査(13:38)
旭化成エレ,ケータイのインタフェース機能を1チップ化したタッチスクリーン・コントローラ発表(17:48)

 

[ 576] 全てが台無し―雑記帳―: まなびストレートの細かい演出の受け取り方
[引用サイト]  http://dynasick.cocolog-nifty.com/blog/2007/03/post_2eb4.html

ローションプレイオンリーのエロ漫画。こういう偏った内容は面白い。ラブラブな展開好きな人向け。 (★★★)
新井輝 公式サイトさっち 公式サイトROOM NO.1301 8巻妹さんはオプティミスティック! (★★★★)
どうも「まなびストレート」を楽しめない人には細かい演出が見えてないような気がする。この作品を駄作としてしている人の感想文を見ると「脚本が駄目」と言うような事は書いてあるのだが「どこが」「どう駄目で」「どうすれば良くなる」という事が書いてない。役に立つ意見なんか書く気がサラサラ無いのかかもしれないがせっかく批判文書くならそこまで書けばいいのにと思う。で、そういう人たちに限って細かい演出についても触れられていない。パクリ話の時もそうだったけど細かい演出を受け取るか否かで作品の見え方は相当変わってくる思う。と言うわけでまなびストレートの細かい演出について語りたいと思います。ちなみここで言う「演出」とは広義の意味での演出です。偉そうなタイトルですが要は観察と思考と妄想を最大限に働かせて作品をもっと楽しもうと言う事で。
■脚本を助ける演出僕は芽生の性格について、大して接触もないのに2話でもうデレの片鱗を見せている事に違和感を持っていたんだけど1話を見直すと理由が分かりました。生徒総会の朝、芽生が登校するシーンで他の生徒に話しかけられ足を止めます。このシーンは一見歩いているのは会話をしているモブの生徒のように思えますがこれは芽生だと思います。ここで芽生は結局のところ何も喋らず挨拶も返さず立ち去りますが、無視するなら何故立ち止まったのか? よく見ると目が細かく揺れ動き口も何かつぶやこうとしています。芽生の心は明らかに揺れ動いています。本当は挨拶を返したかったのです。でも過去の体験から「そんな物はくだらない事」と切り捨てておかないとまた辛い目に遭うかもしれないと思ったのでしょう。でも期待はしてるし心の底では仲良くしたい。ここが芽生が「クール」でも「ドライ」でも無く「ツンデレ」キャラの理由です。芽生は、自分の張る強力な心の壁を平気でぶち抜いてくる、或いは通り抜けて来る人物を最初から期待していたのです。デレ要素は最初から眠っていただけで存在している。このシーンに気付くと脚本に穴が有った様に見えたのが埋まりました。ついでに書くと、次の芽生とむつきのやりとりで最終的に芽生が照れながら「おはよう」と言うのは自分の心の願望をむつきに見透かされたかのように思えたから照れたと解釈する事も出来ます。
■理にかなった流れを作る演出まなびが校歌を歌うシーン、これを指して「歌で感動させてまとめるなんてありきたり」というような意見が有りますが本当にそうでしょうか?歌と言えば「マクロス」ですが歌を聞く相手が特殊な相手なのでここでは比べられないと思います。他には具体的には思い出せませんが動物やモンスター、狂戦士となってしまったかつての仲間が歌や音楽で冷静さや人の心を取り戻すといったような展開はありがちな感じがします。でもこれもまなびのそれとは違うような気がします。皆はまなびの歌が上手かったから心を動かされたのでしょうか?それなら桜の風景は必要ないのではないか。また、誰一人として「上手い」とか「すごい」とは言ってない。むつきが言ったのは「うちらの校歌って結構いい歌だよな」という事だけです。単純にまなびの歌が上手かっただけではないと思います。生徒達が感心したのは「転校初日にこれだけ完璧に校歌を覚えてきた情熱」と「まなびが持っている聖桜学園に対するイメージ」に共感を覚えたからではないでしょうか。そしてそれは同時に聖桜学園校歌への再評価でもあります。なんだかんだ言っても新しい場所への期待というのは持つ物です。しかし実際に学生生活を送る内に最初の純粋な気持ちはどこかへ行き漫然とした日々を送る事になる。そんな時に「学校生活は退屈な物」という固定観念に侵されていないある意味客観的に見える意見を持った人物・まなびが見せる学園に対する期待・イメージは過去の自分達の姿を思い出させる。ありきたりでもなければやっつけな表現でもない、理にかなった演出だと僕は思います。
■目は口ほどにものを言う演出2話で不用品バザーをやっているのを職員室で教師達が問題視しています。しかしすぐに下嶋先生が後ろの机にあった書類や花瓶を倒してしまい教師達の注意はそちらに逸れる。でもよく見返すと教師達の左端すぐ後ろにしもじーは居たはずです。それがいきなり数メートル離れた机に移動してる。これは明らかにまなび達をかばう為にわざと起こした騒ぎです。それに気付いたのが園長先生。何かに気付いたような表情をした後、納得したのか微笑みます。ここで園長先生に心の台詞や呟きとして「下嶋先生もしかしてあの子達を庇ったのかしら」と言わせればこのシーンの意図は分かりやすくなります。でも何でもかんでも言葉にして表してしまうのは動画として野暮ったい表現です。ここはあえて少し分かりにくく、そして気付けたなら園長先生と同じ視点に立てたという事になるよう仕掛けを作ります。間接的に表現することで表現の幅が広がり、わびさびが生まれるのです。
■見る人の想像力に任せる演出先ほど直接的でない表現は幅を生むと言いましたがこれもそれに近い演出です。リフォーム用の道具と材料を買いに行ったホームセンター、挿入歌に乗せて台詞無しのシーンが1分30秒ほど流れます。キャラ同士が会話してるカットが有るのに何故実際に声を入れないのか?理由のひとつは「その方が膨らませれる」からです。実際に声を入れてしまうと台詞のやり取りに時間が掛かるのでそれだけの動画を用意しなければいけません。でも視聴者が会話の内容を妄想する時には時間制限は有りません。動画として存在しない「事前事後」まで勝手に想像する事が出来ます。色んな事が起こっているのを見せたい場合このようにあえて全てを描かずに想像に任せるのも一つの手なのです。また、みかんの背が届かない所に芽生があっさり届いてしまってみかんが落ち込むシーンのように起承転結をパッパと見せたいコミカルなシーンなどでも台詞による時間的制約から解放されるのもこの演出の強みです。
■答えをぼかす事でキャラと同じ視点にする演出これも2話の職員室でのシーンと同じような話ですが、3話で愛洸学園を訪れたまなび達が帰る時、呼び止めた角沢さんは逆光で表情が読めません。 沈黙の後に結局「何でもないわ」と言われ腑に落ちないまままなび達は帰路に着きます。この時何故逆光にしたのか?もちろん角沢さんの表情を読めなくするためですが誰に対してかというとまなび達よりもむしろ視聴に対して読めなくする為の演出ではないでしょうか。少なくともまなび達はその時角沢さんが何を考えていたか分かっていません。でも視聴者は大体気付いています。でもここで表情を見えなくすることでちょっと気になります。答えが分かってるはずなのに正解が教えてもらえなかったので(ここで角沢さんが残念そうな顔をしていたらほとんど正解を言っているような形になります)少しモヤモヤした気分が残ります。これはその後のまなびの気持ちと同じ位置に立つという事です。キャラと同じ感情を抱くという事はすなわち感情移入しやすくなるという事です。
このようにまなびストレートには細かい演出が所々に散りばめられています。一見意味の無いような事にもちゃんとした理由があって描かれている事も有るのです。もちろんこういう演出の仕方が無条件に良い物だとは言えません。子供向けアニメのストレートで分かりやすい表現もそれはそれでありがたいものです。ですがこういった細かい部分を発見してより楽しみを深めていく見方が出来る作品は数が少なく貴重です。せっかくだから僕はじっくりと楽しもうと思うのですが皆さんはいかがでしょうか?
まなびストレートの細かい演出の受け取り方 全てが台無し―雑記帳―: まなびストレートの細かい演出の受け取り方 これらの演出は普通に気付くものであって、気付かずに駄作なんて言ってる奴等は、多分ゆとり世代。 アニメなんて作られたもんなんだから、至る所に制作者達の... [続きを読む]
» 『まなびストレート!』で考える、「『演出』が細かければ素晴らしい作品といえるか?」という命題 トラックバック 日本のアニメは本当に世界一か?
『全てが台無し―雑記帳―』で「まなびストレートの細かい演出の受け取り方」というエントリ(以下、エントリ)があった。そこにあった「観察と思考と妄想を最大限に働かせて作品をもっと楽しもう」という言説には、大いに賛同できたものの、大枠では違和感を覚えた。アニメの本質的な問題にも行き着くトピックなので、『まなびストレート!』の演出を軸に、少し考えを深めてみた。
アニメーション作品の制作に携わる者として、一筆啓上させて頂きます。作り手サイドがつまらないものしか世に送れていないという可能性は、今回、敢えて抜きにして書きます。傲慢な物言い、予めお詫び申し上げておきます。
ご指摘の通り、視聴者サイドの批評リテラシーの低下は深刻だと感じます。昨今の作画偏重傾向は、多分にこの批評リテラシーの低下に拠っているのはないかと。つまり「作画は一目見れば誰にでも良し悪しがわかる」故――批評のしやすさ故の薄っぺらな現象に思えます。件のまなび〜で言えば髪の毛のグラデーションのすごさを訳知り顔で指摘した人がスカートのチェック柄が動いている事のすごさを同時に指摘しない。できない。同期のひだまりスケッチとは明らかに別ベクトルを指向したタイトルであるにも関わらず同じ俎上で論じてしまう。たったひとつの切り口しか持っていらっしゃらない。
主に萌えアニメ市場の周辺で、「作り手は視聴者を舐めている」といった批評的言説を目にします。そうした方は大抵アニメというメディアの未来を嘆き、革命的作品の出現を祈ってくださる。
しかし現実として、真剣な球を投げても受け止めてもらえない。舐めた球のほうが寧ろ神輿として担ぎ上げてもらえる。革命を目指すとその巧拙をすっ飛ばして即「オ●ニー」、あるいは「オサレ(=演出の試み)」「ぐだぐだ=物語の試み」」とレッテルを貼って片付けられてしまう。そんな傾向はありませんでしょうか?
結果としてものづくりの情熱は内へ内へと籠もっていき(自分は匿名のまま具体的な作品名を挙げるのは卑怯だと思いますがお許しください)「視聴者の満足」という部分に敢えて情熱を全く注がない「エルゴプラクシー」のようなアートスタイルの作品へと結実します。あるいは情熱を完全に捨てて舐めた仕事をするか。業界は今のところ慢性的な作り手不足ですからそんな姿勢でも仕事にあぶれることはありません。真剣なのは出資者だけ、というのが現状です。
例えばサッカーの専門誌が「サッカーの見方」を啓蒙していったように、アニメの見方というものを誰かが広めてくれるといいなと願っておりました。もちろん作り手と批評家は基本的に馴れ合えないものです。自負や自尊心が邪魔をして常に公正謙虚であれるとは思えない。批評が権威化する事の弊害もある。ただ、それでももう少しマトモな関係を結べないものかと。私たち作り手が読んで反省したり、奮起したり、あるいは誇りを抱くきっかけになるような批評のありかたもあるのではないかと。そんな中こちら様のサイトを拝見して嬉しくなりました。私はまなび〜の演出担当でもなんでもありませんが、この記事は、きっと担当者様の活力になったであろうと想像します。残り数話、きっと良い作品を送ってくれるだろうと信じています。
コメント欄におけるアニメ制作に携る匿名さんの書かれているエントリーの返事も含めて興味深いエントリーでした。コメント欄の匿名さんの
発展性のない批判(批評に満たない)はたくさんあると思いますが、そうではない、馴れ合いでもなく築ける作り手と受け手の良好な関係というのはある、と思いますし、事実、まなび関係のレビューは作品の熱に感化されたかのように西岡さんをはじめ読み応えのあるものが多く、楽しみにしています。
私もそう思います。作り手が奮起してくれること=いい作品を観ることができる、ですから本当にその文化のことが好きならそのありかたは決まっていると思います。ちゃんと見てる人は見てる!し、私もそういうレビューが見たいと思ってます。そっちのほうがはるかに楽しい。なので、これからも、その高い志を折らずに素敵なものを作ってください。それが私の望みです(って最後にひぐらしに…!)。
批評テラシー或いは視聴テラシーとでも言いましょうか、低下に関して僕も危惧というか残念に思っています。ただ、TB先などで「これぐらいは分かって当たり前」という厳しい意見も有りますが僕はそこまでは思ってなくて、色々な状況が重なって仕方ない部分も有ると考えています。僕は運良く?テラシーを磨きながら成長できる環境にあっただけかもしれません。今のアニメ本数は異常ですからその1本から懸命に汲み取ろうとするのはアニメ初心者には難しい・面倒くさいのかもしれません。初心者が批評する事の是非は置いといても。しかし、誰か演出の教本とか出して啓蒙しなければいけないのなぁ。京アニさんあたりにひとつお願いしたいところです。
ああっ、いつもリンクありがとうございます。こちらも拝見させて頂いております。発展性の有る批評がしたいという事ももちろん有りますが僕はもうわざわざ「○○が大嫌い」という文を書くのも読むのも飽きてきたというのがあります。僕も人間ですからテンプレすらこなせない作品や原作から変に改変されたアニメとか見るとイライラしますが出来るだけ「こうして欲しかった」ぐらいは添えて批判したいと思っています。吉田さんのブログを読んでいるとひょっとして今までに世界に足りてなかったのは「創作者による他人の創作物への褒め言葉」なんじゃないかと思えてきました。世に溢れる批評家の殆どは創作者ではないのですから。何かを作っている人からの言葉はやはり重みが違うと言うか良い意味で色眼鏡が掛けれると思いますのでこれからもどうぞ好きな物を褒めてあげてください。
コメント感激しました。ブログ以外の紙媒体でも「好きなものを好きと語る」姿勢で書き物をしたりしているので、励みになりました。私も足りてないと思っていたので敢えてやる方向で書いきたいです。
そこにあるのは自己の立ち位置の表明(こういうのが嫌い/好きな自分カコイイ)でしかない寝言みたいな文章は読んでいてもつまらないんですよね。どうせ読む&書くならその人なりの視点が欲しいけどそれを直接求めるのも失礼な話なので求めませんが!不満は創造の母なので文句があるなら自分がそうすればいいと思っております〜。
ともあれ、まなびを通じていろんな方と意見交換ができたり、理想的な受け手のあり方というのを考えることができたのは本当に良かったと思ってます。そういう意味でも自分にこんな影響を与えたアニメもないな〜と。それがまた好ましい!
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[ 577] #83〜#99 メールの活用&細かい心配りで継続したアクセス向上を! | Web担当者Forum
[引用サイト]  http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2007/06/13/890

All in OneWebマーケティングセカンドライフエンタープライズ2.0データセンターレンタルサーバーNGNワイヤレスBBiPv6調査・分析
Web 2.0真っ盛りなこの時代でも、メールは重要なコミュニケーションツールとして確固とした地位を保っている。そう、こんな時代でもやはりメールをうまく活用することは、アクセス向上には非常に大切なことだ。
迷惑メールの驚異的な増加やマーケティングメールの活用にともなって以前ほどの効果はなくなってしまったが、それでも依然としてメール配信によるユーザーのつなぎとめは引き続き効果がある。人によっては「サイトを作ったら定期的なメール配信をしないなんてあり得ない」とも言う。
一度でもサイトを訪問してくれた人には、ぜひともメルマガに登録してもらって、定期的にメールを配信することで、サイトの存在を思い出してもらい再訪問を促そう。一度来てくれた人に、また来てもらい、さらにまた来てもらうことが大切だ。
メルマガのコンテンツはサイトの更新情報でもかまわない。さらに、メルマガにはコラムや一言を加えれば、運営者の人となりが垣間見えてユーザーが親近感を持てるだろう。
また、この特集でもインタビューが掲載されている伊藤 将雄氏は、「メルマガの本文では、機械的に76文字などで右端を折り返すのではなく、ふだん知人にメールを送るときのように右端が多少ガタガタになっているほうが、読んでもらえやすいようです」とのヒントを教えてくれた。
ECなどでは、購入してくれたユーザーのアフターケアとして何通かメールを出すものだ。商品が届いたころに「商品は無事に届いていますか? 破損はございませんか?」、それから3、4日したころに「今回の商品は気に入っていただけましたか?」、最後に商品がなくなっただろうころに「ご購入いただいた×××がそろそろなくなると思いますが、ご必要はありませんか?」という風にだ。しかし、いちいち全部手で送るのは大変だ。設定しておけばそれを全部自動でやってくれるサービスがあるので利用しよう。
これまでに紹介したさまざまな手法を組み合わせてアクセス向上に励んでほしい。しかし、どんなアクセス向上のテクニックよりも効果的なのは、他のどこでも得られない、質の良いコンテンツを提供することでユーザーの役に立つことだ。それも一定のペースで提供し続けるのが大切だ。更新頻度はもちろん低いよりも高いほうが好ましい。良質の情報を出すことを日課にしよう。
残りのアクセス向上ワザを一気に紹介しよう。小ネタとは言え、本編で紹介したワザに勝るとも劣らない項目もある。アクセス向上は一夜にして成らず。日々の積み重ねを着実に進めるのだ!
90サイト名をどんな形で検索しても(英語、カタカナ、綴り間違えなど)検索結果に表示されるようにコンテンツやmeta keywordsを作ろう。
91「クチコミ促進も囲い込み戦略もお任せ! 企業向けSNS構築サービスを厳選7つ」の記事を参考に、既存ユーザー向けのSNSを構築してみるのも一手だ。
94メールの署名には必ずサイト名とURLを入れておこう。名刺にウェブサイトの情報やQRコードを載せるのもいい。
98ポッドキャスト(音声ファイル+RSS)もサイトへの入り口を増やすという視点で気軽に試してみよう。
99人気を集めたコンテンツがあれば、迷わずその2、その3と続きを出そう。与えよ、さらば与えられん。持っている情報は出し惜しみしてはいけない。
100雑誌『Web担当者 現場のノウハウ』と、ここ「Web担当者Forum」で情報を得るのだ。このサイトを定期的にチェックしているあなたはすでに勝ち組!。
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■#83〜#99 メールの活用&細かい心配りで継続したアクセス向上を! | Web担当者Forumからの引用
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