データ入力用語シソーラス辞典

このページは 2007 年 07 月 17 日 21時47分03秒 に更新したキャッシュ情報です。

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当たり前とは?

[ 369] 「引用」は無断でやるのが当たり前 [絵文録ことのは]2003/12/12
[引用サイト]  http://kotonoha.main.jp/2003/12/12.html

よく「無断引用禁止」等々と書かれていますが、引用は無断でするものである、と著作権法にちゃんと書いてあります。新聞社などが無断引用禁止と主張するのは「法を逸脱」しています。
「あそびをせんとやうまれけむ」の「無断引用お断り」(2003.12.11)記事に引用ってのはもともと無断でしていい範囲のモノとあるのは、まさにそのとおりです。
これについては、『クリエーター・編集者のための引用ハンドブック』(ユニ知的所有権ブックス、谷井精之助・北村行夫・宮田昇・豊田きいち・原田文夫、¥1,900)という本が非常に参考になります。
この本は著作権の専門家の方々が実務的な経験を踏まえて書かれたもので、実際に出版業界などではこれが基本となります。内容(「BOOK」データベースより)
「無断引用」「引用の許可をください」という無知ゆえの珍妙な表現が後をたたない。「引用」とは、要件を適法に満たすことで他人の著作物を無料かつ無断で利用できる著作権法の規定なのだ。なぜこの法律をもっと活用しないのか?!
と引用しましたが、そのとおり、「まるごと転載」や「盗用」にならないように合法的に他の人の著作物を利用できる規定が「引用」なのです。
自分の著作物が主。引用が必要不可欠。原文のまま使用する。さらにこれに加えて、引用する際の条件として出所明示することが必要とされています。自分の創作活動に必要かつ充分な範囲での引用は、著作権者の許可なくOKと法律で認められているわけです。ベストセラー『絶対音感』が問題になったのは、出所を明示せずに引用した部分が盗用とみなされてしまったからでした。
著作権は私権だが、ときに制限される。公正な慣行と正当な範囲内の引用。日常語の引用と法律用語の引用の差違見出しだけ引用したのでわかりづらいと思いますが、著作権には制限があり、自由に使える場合があること。その際にはルールがあること。日常語では何でもかんでも「引用」と言ってしまえるが、法律用語の「引用」とは、「公正な慣行と正当な範囲内」のものであって、完全に合法なものであること。このあたりが押さえておくポイントとなります。
公表された著作物であること(私信などは引用してはならない)公正・正当な範囲とは何か引用文は常に従の位置にある。出所明示。著作者人格権の尊重。必要最小限(これは量の多少ではない)
引用は、必然性があれば、全部引用してもかまわない。絵画や写真などは「一部引用」はかえって「改竄」になってしまいかねないので、全部引用のほうが適切。ただし、それでは実際には困るので難しい問題となっている。JASRACは、歌詞の引用について「1小節の2分の1まで」は引用と認め、それ以上の場合は全曲使用と同じ著作権料を徴収している。しかし、著作権法上はその規定はおかしい。リンクは引用ですらない。出所の明示に当たる。ただし、他のコンテンツを自分のものであるかのように見せかけることを目的としたフレーム内リンクは不可(フレーム内リンクそのものがいけないわけではない)
そういうわけで、「引用は相手の許可なくやればいい」ということです。「無断引用禁止」というような変なことを言っているサイトは、明らかに著作権の認識がおかしいということです。マナーとかそれ以前の、知識の欠如として教えてあげるのがいいでしょう。もちろん、法律でいう「引用」は、出所の明示など厳格な規定がありますから、それで不利益を被ることはないはずです。
逆に言えば、引用しておいて出典を示さない(URLを示さない)人や新聞社は著作権法違反ということですね。あ、直リンクでなくても明示されていればOKですが。

 

[ 370] 当たり前の出発点
[引用サイト]  http://www.jagat.or.jp/story_memo_view.asp?StoryID=7856

私がDTPエキスパートの試験を受けたのは,1994年に行われた第1回。気づけば既に10年が経ってしまいました。広大な出題範囲と数少ない参考書(その当時は問題集や試験対策書籍など皆無)に悪戦苦闘しながら勉強し,何の自信もないまま試験当日を迎えました。
試験そのものは何をどうやって解答したのか覚えていないほど切羽詰まった状況だったのですが,答えが見当もつかない問題で鉛筆を転がしたことをよく覚えています。
結果的には何とか合格することができ,多少の自信も付きましたが,この時はまだDTPエキスパートが認知される以前の話で,後になってこんなにも周りに影響を与え,自分の人生をも変えるものだとは思っても見ませんでした。
当時,PowerMacintoshが発売されたころ,フォントがまだ選べるほどなかったころ,4色分解のフィルムを出力するのに半日以上掛かったころ,「DTPエキスパートなんて机上の空論にしか過ぎない」などと偉そうに考えていたころ。ある日某所からセミナー講師の依頼がありました。最初は印刷とMacintoshの話だったと思いますが,Macの話であれば何とかなるかと,迷った揚げ句にこのような私で良ければとお受けさせていただきました。
今考えると怖いもの知らずというか何というか,恥ずかしくないようにとそれなりに復習もしましたが,DTPに対する絶対的な情報量が少なく,また,難しい話をかみ砕いて話すスキルもあるはずがなく,JAGATから送っていただいたレジメを参考にしたにもかかわらず。パソコンを使うためにプログラミング言語の話をするような,そんな話に終始していたように思います。
この時初めてDTPエキスパートという肩書きがすごく重いものだと実感して,真の(JAGATが想定する本当の意味で)DTPエキスパートになるべく,いろいろな勉強を始めたような気がします。
ありがたいことに,DTPに関連するいろいろな知識を習得したり,新しいソフトを使うことは私にとって非常に楽しいことであり,「勉強」と意識せず済みました。そうでなければこんなにも長い間続けることはできなかったでしょうし,傍目には遊んでいるようにしか見えない私に理解を示してくれた会社に今でも感謝しています。
時代が進むにつれ,机上の空論と思っていたことがリアルタイムに具体化し,自分の会社にも転機が訪れ,設備の導入,運用と,「認証試験を受けていなかったら何をよりどころにできるのだろう」と思えるようなことが次々に起こり始め,それを発端につたない知識を総動員しての悪戦苦闘が始まりました。
とどまるところを知らないトラブル,写植から急激に変わっていく版下作成の現場,スタッフは入れ替わり,印刷を取り巻く世界が目まぐるしく変わり,対応に追われるままあっという間に3年,5年が過ぎ去って,自分の立場は単なるオペレータから経営者へと変わっていきました。
立場が変わると見えるものも変わるもので,今まで究極の資格試験だと思っていたDTPエキスパートが,単なる入り口に過ぎない,出発点だということが何となく分かってきました。そして,DTPエキスパートが生まれることによって起こる悲劇も…。
以前はまともにDTPが運用できるというだけで付加価値が付き,差別化もでき,なおかつコストの削減も行えたのですが,その立場に安穏としていられたのは,ほんの1年くらいのことで,DTPエキスパートの合格者が増えるのと反比例して印刷の価格は坂道を転がるように下落していきました。製版価格はあっという間に10分の1以下になり,印刷単価も半分に,まさに悪夢です。
受注価格が安くなるということは経営者にとってとてつもなく恐ろしいことで,私は何度も「みんなDTPエキスパートにならないでくれぇ」と心の中で叫んでいました。
DTPエキスパートが悪いわけでも何でもないのですが,どこかに責任をなすり付けたいのも人情で,「DTPエキスパートが増える」→「みんながDTP作業のプロフェッショナルになる」→「印刷は安いところに頼む」→「うちの会社も安くしないと仕事がこない」の図式で,追い打ちを掛けるように業界にも不況の嵐が吹き荒れました。
こんなもんもんとした日々を過ごしていたある日,たまたま友人に紹介されたクライアントからの受注でまたもや転機が訪れました。会社の転機というより自分自身の転機だったのですが,この時請け負った仕事によって「印刷」という仕事の本来の目的とDTPエキスパートが出発点だと感じたことの答えがようやく見え始めたのです。
「安くなったと嘆いていても仕方がない」「毒を食らわば皿までも」「行き着くところまでいかないと差別化なんてできっこない」,そんな気持ちで臨んだ新規受注でしたが,いくつか仕事をこなすうち,「いかにクライアントの売り上げを伸ばすことができるか」「いかにクライアントに喜んでもらい,さらにそのクライアントのお客様に喜んでもらうか」という,当たり前な商売の根っこの部分に行き着きました。
結局,自分の会社の売り上げを上げることは,クライアントの売り上げに直結していて,クライアントの売り上げは,クライアントのお客様が喜んでお金を払ってくれることにほかなりません。
この商売の基本とも言えることに十数年も仕事をしていてやっと気づいたという体たらくですが,この気づきはその後の仕事への取り組みに大きな影響を与えました。
現在のDTPエキスパートのカリキュラムは多岐にわたり,さまざまな未来の方向性と現状の情報とが絡み合っています。よく読んでみると,カリキュラムの一つひとつが印刷会社としての常識に裏打ちされており,クライアントの視点から見れば,印刷会社なのだから知っていて当然「当たり前」のことがほとんどです。「当たり前」のことですから,それで評価されるなんて独り善がりも甚だしく,DTPができるから仕事につながるなんて,最初から大きな勘違いでしかなかったのです。
クライアントから仕事を受ける前に,自分が(自社が)どれだけそのクライアントの役に立てるのか,それを考えた時,一つの出発点であるDTPエキスパートが,少しだけ(でもあるとないとでは雲泥の差)クライアントとわれわれとの距離を縮めてくれるものだと思えるようになりました。
当社は総勢10名ちょっとの小さい会社ですが,5名のDTPエキスパート認証スタッフを置き,柔軟な発想と個人スキルを生かした営業形態としています。しかし,取り巻く現実は非常に厳しい状況が続いています。
この状況を打開することは一朝一夕にはいかないと覚悟を決めていますが,「当たり前」のことをすんなり受け入れ,それを出発点として考えることで,クライアントと密接なつながりをもち,クライアントの利益を最大限に考えることで,解決の糸口がつかめそうな気がしています。
出発点はほかにもさまざまなものがあると思いますが,これほどまでに明確に体系化されて取り組みやすいものはDTPエキスパートを除いてほかになく,現在では毎回数千人の受験者を要する実績がその多くを物語っているように思えます。
クライアントとの橋渡しとしてDTPエキスパートがこれからも大きな意味をもつことは間違いないと思います。しかし,経営者にとって常にその先を考えなくてはいけないのも事実で,欲を言えば,JAGATにはさらなる極みを目指して,「よりもうかる,もうけることのできる営業・経営認証試験」をぜひ作っていただきたいと,スタッフ一同切に願っております。

 

[ 371] 【2ch】ニュー速クオリティ:当たり前の事を名言っぽく書くスレ
[引用サイト]  http://news4vip.livedoor.biz/archives/50994633.html

人間は、風呂に入らなくても、裸でも、歯を磨かなくても、簡単に自由に生きていける。 それなのにそういった人達を『社会』という奴らはひどく罵しり、あげく『常識』という檻に入れようとする
人生を豊かにする英語の名言―「知恵」と「勇気」と「癒し」がいっぱいposted with amazlet on 07.06.12森山 進 研究社 (2003/06)売り上げランキング: 10947おすすめ度の平均: 外国の名言にはユーモアと本質がつまっている 英語、名言、人生。。。 「ベスト版」の名にふさわしい。Amazon.co.jp で詳細を見る
タレントの嘉門洋子さん、騒ぎに気づかず普通にブログ更新。【越えられない壁( ゜д゜)】at 2007年06月13日 19:28
どんなに急な坂道でも、常に高いところに視点が向いてる奴には平坦な道になる。19 Posted by rm
マサルさんのは読んだ時ちょっと感動したなー。トイレの中で。41 Posted by 名無しクオリティ
大岩は水に沈むが、浮くことはできない。布切れは水に浮くが、沈むことはできないのだ。51 Posted by 名無しクオリティ
慎重に考えて行動しても、やがてそれがおまえらしさとなる。71 Posted by 名無しクオリティ
使い途だの文句垂れずに払え!!俺らが湯水の如く浪費してやる。76 Posted by 名無しクオリティ
渇きを覚えたら水を飲め。あなたに潤いをもたらすものだ。85 Posted by 名無しクオリティ
取り敢えず195と205は近いうちに使わせてもらおう。89 Posted by 名無しクオリティ
今を不幸だとも思わない、もっと不幸であろう人はたくさんいるから。93 Posted by 名無しクオリティ
現実世界から傍観するものがいる故に二次元は成り立っている。102 Posted by 名無しクオリティ
毎日シャンプーしてりゃハゲない?だったら日本人は世界一ハゲが少ないな109 Posted by 名無しクオリティ
当たり前じゃ〜んと思いつつ、忘れることの出来ない言葉だった。120 Posted by 名無しクオリティ
恋は下に心があるから下心、愛は真ん中に心があるから真心126 Posted by 名無し‥かも
それを諦めてごらんなさい。新しいことができるから。131 Posted by 名無しクオリティ
みんながお前を意識してるのではなくてお前がみんなを意識しているからお前は家から出れないんだ132 Posted by 名無しクオリティ
多くの名言はたまたま名言たりえているということだな136 Posted by 名無しクオリティ
オークションで、君がどうしても欲しい物の値段が吊り上ってしまうのは、君と同じようにどうしても欲しいと思っている他の人が居るからだ
お前はよく頑張った。それは誇れる事だ。だが・・・オレの方が強かった、ただそれだけの事だ。164 Posted by
当たり前のことを知るそれができるのは当たり前のことなのだろうか?177 Posted by 名無しクオリティ
マニアとかオタクは自身が無知識である事を馬鹿にされたくないが為に作られた差別用語。181 Posted by 名無しクオリティ
要するに 被害者=韓国等 被害を受けてない一般人=台湾とか? 不良(今は更生した)=日本185 Posted by 名無しクオリティ
迷惑をかけるようなことをしたら、そのときはやっぱり謝る必要がある by木村拓哉186 Posted by 名無しクオリティ
それでもやっぱり幸せだったり健康だったりして生きてるんです。193 Posted by 名無しクオリティ
だからと言ってどうでも良いと全員が思ったら世界は駄目になってしまう。205 Posted by Gon
心の中で君は思っているはずだ自分は悪く無い、しょうがない、その通りだよ、人によって個人差はあるかもしれない!人によって違うかもしれない!でもみんな一度はする事なんだ、恥ずかしがらないで良いよ。
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[ 372] 女性の下着は「上下セット」が当たり前? | エキサイトニュース
[引用サイト]  http://www.excite.co.jp/News/bit/00091140974471.html

セットのほうがカワイイのは分かります。でも、現実問題、確実にセットにしていくのも難しかったりもします。
以前、Bitで『「純白パンツ」は男の妄想の産物か?』という記事を書いたが、その際、協力してくれた女性たちから出てきた疑問のなかに、「みんな、下着は上下セットで着るものか?」というものがあった。これを何人かに聞かれ「セットのわけないじゃん!」と軽く答えたが、はたしてそうか。自分の場合、上下セットの下着は一応何組か持ってはいるが、セットになるのは「偶然」。というのも、新しくパンツをはくのは夜、風呂上りのとき。いっぽうブラは翌朝、トップスの色や襟ぐりの形などに合わせて選ぶため、パンツとそろえることまでは考えてあげられないのだ。たまたま揃ったときに「ビンゴ!」と、一人ほくそえむ程度のもの。わざわざ聞いてくるぐらいだから、みんなも気になっているのか? 同じように20〜30代の友人たち26名に調査したところ、「ほぼ100%上下セット」と回答したのが、10名! ……あれ? 意外に多いじゃん!! その理由は……。「いつ何があってもいいように」「背が高くてフリフリのお洋服とかが着られないので、下着は可愛く!」「普段、だらしないと自分で思ってるせいか、下着はきちんとするようにしてる」「化粧したり、服を外出着に着替えるのと同じ、あるいはそれ以上かも」「揃っていないと、自分のなかで気持ちが悪いから」などなど。なかには、「朝、洋服を選ぶときに下着を決めるので、前夜、風呂上りにはいたパンツをはきかえる」という人も2名いて、ビックリ!! マメすぎます……。一方、完全に「持ってない」派は5名。理由は「ボクサーパンツをはいてるが、セットがあまりないから」「上下セットの下着は高いから」など。残りが「持ってはいるが、必ずしもセットで使わない」という意見で、私と同じく「トップスに合わせるから、パンツと合わないこともある」という人のほか、「色ぐらい合わせようかと思うが、日によって色すらバラバラなこともある」という人、「何かあるときだけセットにする」「ブラはトップスにひびかないベージュが基本で、パンツは黒(赤という人も)だから」という人など。また、ブラとパンツをセットで買うと、パンツだけORブラだけが消耗し、片方が健在というケースも多い。そういう事態に際したとき、「必ずセット派」の場合はどう対処するのかといえば、「上下どちらかがダメになったら、もう一方も捨てる」「ブラ1枚に対し、パンツ2枚買う」などだそうだ。そういう発想があるのか……と、ちょっと目からウロコの気分。ちなみに、「風呂以外のときはずっとブラをつけてる」人や、「寝るときは上下ともつけない」人も数名いた。下着の「見えないところだから、いいじゃん」派と、「見えないところだからこそきちんと」派の隔たりは、予想以上に大きい気がする。下着に対する感覚って、かなり性格が出るのかも……。(田幸和歌子)
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[ 373] 「5分喋れば長電話」「お風呂でメールは当たり前」--今どき若者のケータイ事情:コラム - CNET Japan
[引用サイト]  http://japan.cnet.com/column/pers/story/0,2000055923,20347777,00.htm

インターネットが世の中に定着して久しいが、PCからインターネットに触れた人と、ケータイからインターネットに触れた人とではその利用方法に大きな違いがあることをご存知だろうか。PCからインターネットに入った人に、今の若手作家がケータイのみを使って340ページもあるケータイ小説を丸々書き上げた、などと言ったら卒倒するであろう。
“キーボード文化”と“親指文化”のジェネレーションギャップと言ってしまえばそれまでだ。しかし、我々が世に打ち出したiモードサービスも今年で8年目を向かえ、導入当初は中学生だった若者も、気付けば今年社会人1年生である。その世代がこれからの社会にどんどん進出してくることを思うと、彼らのリアルな利用方法を知ることは、今後のビジネスの展開を考える上で重要なヒントを得ることになるかもしれない。
少し古いデータで恐縮だが、2006年に総務省が発表した統計資料によると、「PCのみからインターネットにアクセスする人」を、「ケータイのみからアクセスする人」が上回った(最も多いのは両方を使ってインターネットにアクセスする人)。
また、ケータイキャリアが導入したパケット定額制が若年層に普及したことにより、若者の間に新たなケータイの利用方法が出始めてきている。NTTドコモユーザーのパケット定額制利用比率は全体で見ると40%程度だが、驚くべきことに、自分名義で契約している10代に限ると過半数を大幅に上回るユーザーがパケット定額制の加入者となっているのが現状である。
PCインターネットが、ブロードバンド通信が普及することによって大きな発展をしたように、ケータイインターネットはパケット定額制が普及することによって大きく発展している。
ひと昔前まで、長電話の定義を聞いたら「1時間から2時間」と答える層が最も多かったであろう。しかし、翌日の腕の筋肉痛の原因が長電話の結果であるなんて今の若者が聞いたら、驚くかもしれない。
2006年、弊社の調査でケータイを使う若者に長電話の定義をアンケート調査したところ、「5分」という回答が最も多かった。ここからは、若者のコミュニケーションの手法が短縮化してきていることがうかがえる。
これはパケット定額制の普及で、「パケット通信=使い放題(安い)」「音声通話=有料(高い)」の認識となっていることが 要因として挙げられる。「長電話といえば1時間ぐらいでは?」と聞いてみると、「だってメールで事足りるじゃん」「しかも メールに記録も残るし」と言う。いやはや現代の若者は合理的である。
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【導入事例】ミサワエムアールディー株式会社様 不動産情報の配信に先駆的な取り組みを見せる戦略企業を緊密な協業体制でフルサポート
図解が一過性のブームではなくなった現在、プレゼンテーション資料の作成技法はあなどれないテクニックだ。今回は、作表支援からメタデータ管理まで多彩なPowerPoint 2007の新機能を紹介しよう。
OSSによるソフトウェアビジネスの変革期に「仲介者」が果たす役割とは?--SpikeSource CEO
ウェブセキュリティがますます重要になる中、マイクロソフトは過去の苦い経験から得た教訓を生かすことができるのだろうか。新たなリスクにも立ち向かう、その舞台裏をレポートする。
「誰かが言わないと変わらないと思ってるから。それで変わるなら、どう言われてもいいです」――モバイルビジネス研究会を指揮した総務省の担当者は、こういって少し寂しそうに笑う。
SAPは米国時間7月2日、オラクル独自の修正やサポートに関するドキュメントの「不適切なダウンロード」に同社子会社のTomorrowNowが関与したことを裁判所への提出書類のなかで認めた。SAPのCEOを務めるカガーマン氏がその週、この問題に対する見解などについて、CNET News.comのインタビューに答えた。
iPhone発売から数日たった米国時間7月2日、Fake Steve Jobs氏がインスタントメッセージによるインタビューに応じてくれた。
個人のお金の貸し借りを取り持つサービスLending Club。かつての共同体経済のような仕組みをオンラインで実現したこのサービスは、開始から1カ月半で全米にユーザーを獲得している。
1979年の「ウォークマン」発売以来、音楽がより身近になりました。その後CDやMDが台頭し、さらにデジタルオーディオの技術が発展した近年では、音楽を購入する場所や持ち歩き方も多様化しています。そこで皆さんがどんなプレーヤーを使い、どのように音楽を聴いているのか調査しました。
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「これからのモバイルの本流のサービス」 対談6 「メディア:バーチャルコミュニケーション 後編」
携帯電話による音楽とゲームの利用について--アラームや新曲チェックとしても活用される携帯音楽ダウンロード
携帯電話における音楽配信やゲームの利用についての調査を実施したところ、携帯電話で音楽配信を利用するユーザーはゲームを利用するユーザーよりも多いことがわかった。また、着信音や受信音としての目的以外での音楽の利用も多いという。
映像鑑賞サービスが多様化する中、3人に1人がオンライン映像配信サービスを利用したことがあると答えている。今後はモバイル端末におけるサービスの充実が、オンラインサービス普及の鍵となりそうだ。
アイシェアが20〜30代を対象に「iPhone」に関する意識調査を行った。iPhoneの認知度をはじめ、購入意向や消費者による、国内販売された際のキャリア予想などをしている。
ユーザー投稿型の動画が大人気の韓国。中でももっとも人気のある動画投稿サイトの1つである「Pandora.TV」が「2007年上半期 人気動画 TOP10」を発表した。
情報を消費し、それに対して注意を払うやり方が変わりつつある。注意力を断片化し、つなぎつなぎの注意を数多くの情報に対して振り分けていくやり方が主流になりつつあるのだ。
日本オラクルの株価が反転上昇の兆しを見せ始めている。2ケタ増収増益の2007年5月期の決算(非連結)、さらに今期の業績予想も引き続き好調な推移と見込まれているためだ。
ヤフーのセキュリティチームには、セキュリティを身近に感じられるよう、「Paranoid」(病的なまでの心配性)という名称が付けられた。チームの名付け親で責任者のArturo Bejar氏に、同社のユニークなセキュリティの取り組みについて聞いた。
Microsoftのアプリケーション開発環境「WPF」は、リッチな3D表現と、開発にWindowsの機能を活用できる点が特徴だ。ブラウザプラグインの「Silverlight」と連携することで、ウェブ上でのビジュアル表現も進化させる。
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[ 374] Amazon.co.jp: 組織の「当たり前」を変える: 本: 田村洋一
[引用サイト]  http://www.amazon.co.jp/cμ?c1?a?Raa??a??a??a??aa??a??a??a??-c?。・??a。ュ?a。、dp/4903241378

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組織開発ファシリテーターの役割とは、組織が自立的に改善の道を選んでいくことによって望ましい発展を遂げられるように助けること。ファシリテーターが現場で何を考え、何を実践しているのかといった、最前線を実況中継する。
あなたのレビューがサイトに載ります。 ※ カスタマーレビューは他のお客様により書かれたものです。ご購入の際はお客様ご自身の最終判断でご利用ください。
文句なしの5★でしょう。尊敬する田村先生の著書。
帯に「問題解決をしてはいけない!!」とびっくりすることが書いてある。
その意味が、この本を読むとわかります。
組織に問題(病気)が発見されたとき、その症状を緩和したり、
解消するのではなく、「その病気の目的」を考える。
これが、スタート。
人生観についても触れている「人生の墓場である結婚は、家庭という、かけがえのない死に場所を与えてくれる。
自由の墓場である就職は、組織というすばらしい活躍の舞台を提供してくれる」。
「自分が消えたとき、何を残してやれるか」など。
一番、実践的な考え方は、これ。ジレンマは、線から面にマッピングしてみる。具体的には、全体最適を横軸に、個別最適縦軸にといった具合に。そして、ポジションを理想的な場所へ移動するために、どうするかを考える。線で考えると振り子状態に陥る。

この本では、組織開発を行う者として、またファシリテーターとして
どのような心持ちで、行動していけば良いか、ということを教えてくれます。

私が特に意識したいと思ったことは、
「問題解決を焦らない」ということです。

これは「ゆっくりやれ」という意味ではなく、
本質的な課題の構造を明らかにするために、焦らず進めることが大事だということです。

こういったことは、あくまでも基本姿勢であって、
ノウハウを教えてくれるというわけではありませんが、
そうした姿勢が非常に大事になってくるということを、強く感じました。

組織開発に携わる方は、まずこの本を読んで
心構えを鍛えてから、臨むというのも良いのではないでしょうか。
組織開発ファシリテーションという、ちょっと聞きなれないコンサルティング・サービスに関する著書だが、著者自ら「自分がいなくなったときにクライアントの組織に何を残せるか」というように、クライアントとのプロジェクト期間中はもちろん、その後の段階で、自立できる組織作りを目指す。そのスタンスは、コンサルティングなどのサービス業界では、基本的だが忘れがちな、大切な観点だ。

しかし、クライアントの組織変革という「厄介な」テーマに携わるため、表面的なスキルでは、務まらない。中身が伴っているかが大事だ。実際、本書はファシリテーションの手法にとどまらず、コーチングやディベート、リーダーシップや人材育成にも触れ、さらに直面する問題の解決という結果を与えることではなく、問題解決できる健康な組織体をつくる手伝いをする(著者はCureよりCareといっている)といった、顧客に本当に必要なサービスに言及するなど、テクニック集にとどまらない本質論で貫かれている。

巻末の参考文献紹介も豊富で、この本からさらに研究を深めることも可能だ。わかりやすいマトリックス思考法の紹介など、一般のビジネスの舞台でも使えそうな、参考になる内容も多いので、組織開発関係のコンサルタントのみならず、幅広いコンサルティング・サービス業界や、企業の経営企画部門の方々などに、お薦めできる良書だ。
ゆるぎない信頼感を獲得しよう。部下を活かし動かす。: リスト作成者: MIDORI
ファシリテーション/ファシリテーターの本: リスト作成者: ノグチョ "社会人5年目"
ジャンル別 > ビジネス・経済・キャリア > 実践経営・リーダーシップ > 経営理論 > その他
すべての商品和書洋書エレクトロニクスホーム&キッチンポピュラー音楽クラシック音楽DVDビデオソフトウェアTVゲームおもちゃ&ホビースポーツヘルス&ビューティー時計ベビー&マタニティ

 

[ 375] プロジェクトは失敗するのが当たり前!? − @IT情報マネジメント
[引用サイト]  http://www.atmarkit.co.jp/im/cpm/serial/scene01/scene01.html

ITプロジェクトが失敗する理由は、成功することを前提としたマネジメントが行われているためである。ITプロジェクトの成功率は思いのほか低く、このような状況を改善するためには「失敗を前提としたマネジメント」を心掛けなければならない。失敗を前提としたマネジメントとは、リスクマネジメントに重きを置いたマネジメントということになる。(→記事要約へ)
成功率16%。これはある開発ツールベンダが調査した米国におけるITプロジェクトの成功率である。その調査によれば、昨年米国で遂行されたプロジェクトは約17万件であり、そのうち、機能、予算、納期などが当初の想定内に収まったものは16%だったという。
日本においてもほぼ同じ状況であるといえる。「企業IT動向調査2006」(社団法人 日本情報システム・ユーザー協会)に調査によれば、システムの仕上がりに満足と回答したユーザーは10%前後にすぎない。
これらの調査結果の精度については検討の余地はあるものの、素人でも読み取れる明らかな傾向は「ITプロジェクトは失敗する確率の方が高い」ということである。
プロジェクトマネジメントやソフトウェアの品質管理の重要性が叫ばれる昨今において、この数字は異常ともいえるものである(だからこそ、重要性が叫ばれているのかもしれないが)。
では、なぜプロジェクトは失敗するのか。その原因はいろいろと考えられるが、そもそも「ITプロジェクトは失敗する確率の方が高い」ということを前提にしたマネジメントが行われていないことに、根本的な原因があると筆者は考えている。平たく表現するならば、ITプロジェクトは普通に推進したのでは大抵失敗するということである。ではどのように対応すればITプロジェクトを成功へと導くことができるのだろうか。
本連載では、「ITプロジェクトは失敗する」ことを前提としたプロジェクトマネジメントの具体例を紹介していきたい。また、対象読者として、ユーザー企業(発注側)のプロジェクトマネージャあるいは管理職の方を想定させていただくことにする。なぜなら、ITプロジェクトをマネジメントしなければならない義務は本質的には発注者側であるからである。一方で、本稿においては発注側からは見えない開発会社(受注側)の心理状況なども交えながら、プロジェクトが失敗する本質的な課題についてより深く掘り下げてみたい。
繰り返しになるが、ITプロジェクトを成功させるポイントは「失敗を前提としたマネジメント」を行うことだというのが筆者の主張であり、この考えは本連載の核ともいえる。
では、「失敗を前提とする」とは具体的にはどういうことだろうか。つまり、成功を前提とした場合と、失敗を前提とした場合に、マネジメント手法にどのような差が生じるのであろうか。
例を挙げて考えてみることにする。そのためには、成功が前提となる行為と失敗が前提となる行為を想定する必要があるが、ここでは「車を運転して、近くの郵便ポストに手紙を投函しに行く」という行為を「成功を前提とした行為」とし、「ロケットを打ち上げ、人工衛星を軌道に乗せる」という行為を「失敗を前提とした行為」の例として採用することにする。少々大げさだが、ご容赦いただきたい。
さて、あなたが「車を運転し、近くの郵便ポストへ手紙を投函しに行く」という行為と、「ロケットを打ち上げ、人工衛星を軌道に乗せる」という行為のプロジェクトマネージャとなったとき、マネジメント手法にどのような差が出るだろうか。
「ロケットを打ち上げたことがないので分かりません」といわれてしまえばそれまでだが、車に比べ、ロケットの場合の方が、いろいろとチェックすることが多くなることだけは間違いない。実際、車で出掛ける前に、いちいち燃料ポンプが正常に動作するかをチェックしたりはしないが、ロケットの打ち上げにおいてはあらゆる項目に対してチェックを行うことは当たり前であるし、センサーが異常値を示せば、もちろん打ち上げは即刻中止となる。
ロケットを打ち上げる際、エンジニアたちはあらゆることを疑ってかかる。なぜなら、打ち上げが成功しないということが大いにあり得ると認識しているからである。
つまり、「失敗を前提とする」ということは、いい換えれば「何でも疑ってかかる」ということにほかならない。性善説を捨て、性悪説に立ってマネジメントを行うといい換えることもできるだろう。当たり前といえば当たり前だが、この差が大きいのである。
もちろん、ただ疑ってかかればよいかというとそうではない。マネジメントにも当然“質”が要求されることになるが、失敗を前提としたマネジメントにおける質とは、単純に疑ってかかるということではなく、疑ってかかる個所に漏れがないか、あるいは、疑うポイントをしっかり押さえているかも重要となる。特に、実プロジェクトにおいては時間もリソースも限られている。そのような中で、いかに的確に必要な個所を疑うかということは非常に重要な要素となる。
いろいろ書いたが、「失敗を前提とする」マネジメントとは「疑ってかかること」であり、つまるところ、リスクマネジメントに重きを置いたプロジェクトマネジメントに収斂されることになる。などと書くと、「なんだあ、そんなのもうやってるよ」といわれるかもしれない。が、重要なことは、どのようなリスクマネジメントを行っているかである。
「失敗を前提としたマネジメント(=リスクマネジメント)」の第一歩はリスクファクターの把握であることはいうまでもない。では、あなたは、システム構築時におけるリスクファクターをどれくらい把握しているだろうか。実際に、列挙してみてほしい。もちろん、ほとんど思い浮かばなくても心配は要らない。本連載は、ITプロジェクトにおけるリスクファクターの列挙と対応策の紹介を最終ゴールとしている。
もちろん、本稿ではシステムダウンやセキュリティ対策うんぬんといったしゃくし定規な話をするつもりは毛頭ない。連載の中で詳しく紹介していくが、ITプロジェクトの成否に、システムのアーキテクチャはほとんど影響しない。皆さまの好きなWindowsかLinuxかという議論は、プロジェクトの可否には残念ながらまったく関係がない。プロジェクトの成否に影響するのは、基本的にすべて「ヒト」に起因するものであり、ヒトを中心にリスクマネジメントは組み立てられなければならないのだ。
ちなみに、連載予定は下記のとおりとなっている。リスクファクターを「ヒト」を中核に、「モノ」「カネ」といったプロジェクトマネージャの耳慣れたキーワードによって分類し、その種類、対応策について紹介していく。
最後に「失敗とは何か」ということについても言及しておきたい。ここまで「失敗を前提としたマネジメント」の重要性について連呼してきたが、そもそも失敗とは何であるかについて考えてみたことがあるだろうか。失敗とは、強いていうならば、ある基準に照らし合わせて許容しがたいと判断される事象と表現することができる。が、ここで重要なことは、失敗かどうかを判断する基準は状況により変化するということを認識しておくことである。つまり、ある基準において失敗であっても、別の基準においては成功ということもあり得る。
例えば、ITプロジェクトにおいては、ビジネス上の都合で、途中で納期が短縮されることも少なくない。どうしても納期で折り合いがつかず、プロジェクトが暗礁に乗り上げてしまうようなこともある。このような場合、当初の納期であれば十分に成功できたにもかかわらず、納期が変更されたばかりに、失敗という結果にならざるを得ない場合もある。また、機能、納期、予算、品質のあらゆる基準を満たしたにもかかわらず、そのシステムが提供しているサービス自体がビジネス的に赤字で、結果としてプロジェクトが失敗と判断されてしまう場合もある。
ITプロジェクトを成功に導くためには、失敗とは何かを理解したうえで、発注者がシステムの目的や評価基準を明確にし、むやみに変更しないといった心構えも必要となるのである。
ITプロジェクトが失敗する理由は、成功することを前提としたマネジメントが行われているためである。ITプロジェクトの成功率は思いのほか低く、このような状況を改善するためには「失敗を前提としたマネジメント」を心掛けなければならない。失敗を前提としたマネジメントとは、リスクマネジメントに重きを置いたマネジメントということになる。
通常、システム構築における提案や要件定義においては、どのような機能が欲しいか、どのようなアーキテクチャを採用するのかなどについては活発に議論されるが、どのようなリスクファクターが存在するかについてはあまり議論されることはない。
本稿は発注者側を対象としているので、RFPを作成した経験のある方もいると思うが、RFPの中に、「提案におけるリスクファクターを示せ」と記載した経験のある人はいるだろうか。通常のRFPには、SLAやテスト仕様書などが含まれることはあっても、プロジェクト推進におけるリスクファクターの列挙やその対応などは含まれることはない。最終回のころには、RFPにリスクファクターに関する記述を入れないことが恐ろしくなっているはずだ。最後までお付き合いいただきたい。
なぜプロジェクトは失敗するのか。その原因はいろいろと考えられるが、そもそも「ITプロジェクトは失敗する確率の方が高い」ということを前提にしたマネジメントが行われていないことに、根本的な原因があると筆者は考えている。平たく表現するならば、ITプロジェクトは普通に推進したのでは大抵失敗するということである。ではどのように対応すればITプロジェクトを成功へと導くことができるのだろうか。
本連載では、「ITプロジェクトは失敗する」ことを前提としたプロジェクトマネジメントの具体例を紹介していきたい。また、対象読者として、ユーザー企業(発注側)のプロジェクトマネージャあるいは管理職の方を想定させていただくことにする。なぜなら、ITプロジェクトをマネジメントしなければならない義務は本質的には発注者側であるからである。一方で、本稿においては発注側からは見えない開発会社(受注側)の心理状況なども交えながら、プロジェクトが失敗する本質的な課題についてより深く掘り下げてみたい。
情報マネージャのための「今日のひと言」 - 2007/7/17『透脱(とうだつ)』 仏道をならふといふは、自己をならふなり。自己をならふといふは、自己をわするるなり……>>続きはクリック
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